人間関係で悩んでいる人に
アドラーに出会った後の世界は想像以上にシンプルで、生きやすい世界になる
こんにちは!
突然ですが、みなさんは人間関係で悩んだことはありませんか?
私もこれまでの人生で、何回も人間関係に悩まされてきました。
特に学生時代は、限られた中での付き合いが多かったのでたくさん悩みました。
そんなある日に出会ったのが、アルフレッド・アドラーという心理学者です。
最近では、「嫌われる勇気」という本がドラマ化されたことでも有名です。
「世界は信じがたいほどシンプルだ」
このアドラーの言葉に惹かれ、「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉」という本を手に取りました。
最初は、そんなことはないという疑いの気持ちで本を開きました。
しかし、本を読み終わり閉じたときには人間関係の悩みが軽くなり、全く異なるシンプルな世界になっていました。
「悩みをゼロにするには、宇宙でたった一人きりになるしかない。」
(小倉広「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉」ダイヤモンド社,p41)
この言葉には衝撃を受けました。宇宙でたった一人きりになるなど実現する可能性はほぼ無いに等しいため、対人関係の悩みから解放されることはないということです。また、すべての悩みは人間関係が影響しているのです。
これだけ聞くと、つらい世界しか広がっていないように聞こえます。
しかし、読み進めていくと人間関係こそが人間を幸せにする唯一の方法であることが分かります。
他者貢献こそが幸せを得るための唯一の手段である、とアドラーは言います。
そして、人間関係には必ず相手がいるため、相手への不満や悩みが尽きません。
言い換えると、相手に対する自分の考えが悩みを作り出しているとも考えられます。
そのため、自分の考えを変えることで、人間関係の悩みを減らすことができるのです。
この考えに至ったときに、小学生の担任の先生に言われた ”ある言葉” を思い出しました。
「相手を変えるのは難しいけど、自分を変えることはできる。だから、自分を変えなさい」
当時は、なぜ自分が変わらなければならないのかと怒りを覚えましたが、今ではこの言葉の意味がよく分かります。
他にも、この本の中には人間関係だけでなく自分の性格や生活環境による影響などについて詳しく書かれています。
これまで不思議に思っていた「感情」がどうして変化し、どうして感情が表れるのかといったところについても論理的に書かれています。
この本を通じて、自分自身について深く知ることができ、他者とのかかわり方やこれからの将来でやりたいことは何かという問題についてもヒントを得ることができました。
就活で自己分析の仕方が分からない就活生や、将来やりたいことが分からないと悩んでいる大学生、高校生など学生さんにはおすすめの一冊です!
一つ一つの内容が1ページに収まるようにわかりやすく書いてあるので、集中力がなくても少しずつ読み進めることができました。
普段は読書をあまりしない、苦手だという人でも手に取りやすいと思います。
また、重要なところにはすでに線が引いてあるので、視覚的強弱により飽きないと感じました。
あと、私のおすすめは、「嫌われる勇気」という物語ベースでアドラー心理学を解説した本を読んだうえで読むと、より理解がしやすいのではないかと思います。
この100の言葉は、嫌われる勇気で書かれている内容を詳しく理論的にしたものだと感じました。他にも、著者である小倉さんの実体験や聞いた話など実生活に近いエピソードを交えながら展開していくので、自分自身と重ね合わせて考えることができます。
そのため、この2冊はセットで読むのがおすすめです!