おすすめの一冊「かがみの孤城」
話題の「かがみの孤城」を読んで
購入したきっかけは、間違いなく表紙です!
上巻と下巻を合わせたら一つの表紙ができるって素敵だなというところに一目惚れをして即購入。
本の存在自体は知っていたけれど、怖そうだな、ミステリーだったら嫌だなと思い、買うのを避けていました。
ですが、実際読んでみると全く怖いシーンはなく、それどころかどんどん「かがみの孤城」の世界に引き込まれていました。
読んでいるうちに、自分がかがみの孤城に呼ばれた1人かと錯覚するぐらいでした。
本の大まかな内容は、ある日突然光り出した鏡を抜けた先には孤城とオオカミさまと呼ばれる女の子がいる世界。
この世界に招待されたのは、主人公であるこころと他6人スバル、アキ、リオン、フウカ、マサムネ、ウレシノであった。
オオカミさまと呼ばれる女の子は、孤城内に隠された鍵と願いの部屋を見つけられれば一つだけ願いをかなえるという。
7人は鍵を見つけ出して願いを叶えることができるのか。
そして、どうしてこの孤城とオオカミさまはいるのか。どうしてこころたち7人が集められたのか。
あまり言ってしまうとネタバレになってしまうのでこのあたりで。
最後の最後まで驚かされて良い裏切りを体験できる作品だと思いました。
特に下巻は、ほぼ休憩もなしでノンストップで読んでしまいました。
それぐらい止まらなくなります!
こんなにもページをめくるのが楽しくてワクワクしたのは久しぶりでした。
普段本を読まないという人でも楽しんで読める作品だと思います。
伏線がどんどん回収されていく様子は爽快そのものでした。
もう一度読み直して、回収された伏線たちを回収したいです!
伏線だけでなく、主人公のこころが成長していく様子が見て取れてとても感動しました。読みながらずっと心の中で「こころ、頑張れ!」と叫んでいたぐらい感情移入していました。
ずっと思っていたのですが、こころは人のこともよく見ているうえに、自分の感情も理解できていたので大人だなと思っていました。
印象的だったのが、こころが自分の心の内を言葉にし始めたときに「気づいたら声にしていた」という表現が多く使われ、言葉にしたのではなく声にしたという表現が大好きだなと思いました。
きっとこころは心の中ではずっと叫んでいたけど声にしていなかった。それを声にして初めて相手に伝えることができたんだなと思ったら感動の嵐!
気になっている人、気になった人はぜひ一度手に取って読んでみてはいかがでしょうか。
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最後まで読んでいただきありがとうございます!
他にも少しですが記事がございますので、よろしければのぞいてみてください!
また、次回の一冊でお会いしましょう。